漫画「残念女幹部ブラックジェネラルさん」2巻のあらすじ
秘密結社RX団は相変わらずスットコドッコイな人々によってあまり実りのない世界征服活動を繰り広げている。
科学者サンが作った変な薬を飲んだ戦闘員が巨大化・凶暴化したのでそれを止めるために(身内で)大騒ぎしたり。
バレンタインデーにブラックジェネラルさんが公園にブレイブマンを呼び出したら、「バレンタインチョコレートを奪って歩く野良怪人(所属する組織を持たない怪人を野良怪人と言い、この世界には結構いるらしい)に遭遇し、チョコを奪われそうになったブラックジェネラルさんがキレて野良怪人をボコったり。(なお、この時初めて、ブラックジェネラルさんがそれなりに高い戦闘能力の持ち主であり、ブレイブマンと同じく徒手空拳で戦うタイプである、ということが判明する)
仮面ソルジャーを名乗る新ヒーローが登場したかと思ったら、例によって科学者サンが作った秘密結社RX団の新怪人・黒獅子君に一蹴されたり。
GGちゃんと2号(戦闘員の一人)にフラグが立ったり。
科学者サンが寝るときはいつも裸であるという事実が判明したり。
オーネストレートと呼ばれるヒーロー見習い少女がブレイブマンの下で研修を受けることになって、ブラックジェネラルさんが嫉妬で激怒したり。
悪の組織同士の連合である「ヴィラン・リーグ」の会合で、秘書サンが「荒薔薇(ローグ・ローズ)」という組織の首領である薔薇姫(ばらひめ)というそっち系の女性に見初められて、クールに突っぱねたり。
ブラックジェネラルさんが(表向きはヴィラン・リーグのスパイとして、本音としてはガチで)ヒーロー連盟本部に潜入、ブレイブマンの相棒(サイドキック)になるための研修を受け始めたり。
そんな調子である。
漫画「残念女幹部ブラックジェネラルさん」2巻のネタバレ
2巻冒頭で、ブラックジェネラルさんのプライベートな素顔が描かれている。
この人、勤務(?)時間外にもブラックジェネラルとしての衣装で出歩いていて、そのままの恰好と言動でコンビニに買い物に行ったりしている、という事実が判明する。ちなみにコンビニ店員は既に慣れっこだそうである。
さすがに自宅内ではコスチュームは脱いでいるが、半纏を着てコタツにあたっていた。まあそれくらいはいいが、何をしているかと思えば、帽子に隠されている隠しカメラで盗撮した、ブレイブマンの映像から、「オカズ」になるショットを探しているのであった。どこまでも残念な人である。
ところで、巻末に載っているキャラ図鑑で、秘書サンが23歳、ボスが27歳であることが判明する。あと、ブレイブマンのコスチュームがバットマンのそれに酷似している(性格とかは別に似ていないのだが)ことからも分かるように、作者はアメコミファンであるようだ。ボスのモチーフになっているキャラクターもアメコミ由来であることが書かれている。
さて。本編についてであるが、仮面ソルジャーと黒獅子君の対決における秘密結社RX団の華々しい勝利は、割と物語上、大きな転機となる。それまでは本当に無名の、泡沫組織に過ぎなかった秘密結社RX団が、ヒーロー連盟からも、ヴィラン・リーグの内部でも、注目を受けるようになっていくのだ。
漫画「残念女幹部ブラックジェネラルさん」2巻の感想
ブラックジェネラルさんは相変わらずひたすら残念街道を独走していて、誰もついていくことができない。お色気サービスシーン担当の座を科学者サンに持って行かれていたり、萌えキャラとしてのポジションをGGちゃん(ゴキブリ怪人)に持って行かれていたり、ほんとに(女としては)いいところなしである。
ちなみに、ブレイブマンもいい加減それなりに付き合いが長くなってきてブラックジェネラルさんを軽くあしらうことに慣れてきつつあるので、彼女の恋が報われる流れになりそうな様子も欠片もない。
残念女幹部ブラックジェネラルさんの明日はどっちだ。
残念女幹部ブラックジェネラルさん
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