この漫画…シュールなんだが…クッソ面白い!
「やれたかも委員会」は吉田貴司先生が描く作品。
体験者に当時のある出来事を語らせて『やれた』『やれたとは言えない』といった判定を下す。第1巻では1話〜8話。そして特別編エピソードが描き下ろし収録されている。
各エピソードを読み終わった後に必ず自己判定ではあるが『やれた』のか…『やれたとは言えない』のか…心のどこかで体験者の出来事を判定してしまう自分がいた。
ちなみに漫画内の体験者の判定を行う審査員もキャラが立っている。
- 犠星塾塾長:能島明
- ミュージシャン:パラディソ
- 財団法人ミックステープ代表:月満子
男性2名、女性1名が審査を行う。これに加えて各エピソードを読み終わった後は読者も必ず審査員として参加することになるだろう。
目次
漫画「やれたかも委員会」ネタバレ
男女の性行為が出来たか、出来なかったを審査する漫画
さて、この漫画は体験者のある一夜の出来事を審査員の前で語り、性行為が『やれた』のか…『やれたとは言えない』のか…を判断していく。
1巻ではそんなエピソードが8話分も収録。
出来事の作り込み丁寧で妙にリアル。そして個人的に多くのエピソードで『やれた』と思わざるを得ない状況だと思ったのだが、審査員である財団法人ミックステープ代表:月満子はほとんどの審査で『やれたとは言えない』といった札を上げることになる。
男性視点の『やれた』と女性視点の『やれた』は大きく乖離されることを見事に感じさせられた(笑)
月満子の女性視点の審査が手厳しい(笑)
恐らく、世の男性は各エピソードを読めば多くはこの話は『やれた』だろう。といった判定を下すはず。正に自分もそうだった。
しかし、審査員で唯一の女性である月満子は違う。
男が持ち得ない女性視点から出来事をズバッと切り捨てるのだ。
月満子の何故『やれたとは言えない』といった判定なのか理由を聞くと「ああ〜なるほど〜」女性にはそういった側面もあるのかぁ〜…と妙に納得させられてしまう部分も多い。
満場一致の『やれたとは言えない』エピソード
1巻で男性視点からでも『やれたとは言えない』と確実に思えるエピソードがある。クッソ面白いのだが…。
それが描き下ろし特別編である「まるでクジラの胃袋のような長い廊下で」といったエピソードだ。これは誰が読んでも『やれたとは言えない』と思わざるを得ないエピソードなのである(笑)
体験者に犠星塾塾長:能島明がかける言葉。「想像力豊か」まさに、これに尽きて、これで終わるのだ。
いや、いや、いや、オジサン…それ勘違いも甚だしいよ〜。といった感じだ。声を出して笑ってしまったが…(笑)
漫画「やれたかも委員会」見所はまだまだ豊富にある!
財団法人ミックステープ代表:月満子の冷静な分析による出来事の解釈。犠星塾塾長:能島明による語り手に投げかける優しい言葉。これらもこの漫画の大きな見所と言えよう。
そして、各エピソードも実に面白い!
誰でも一度や二度は『あの時…やれたかもしれない…』と思える場面があったはずだ。そんな過去の青春や出来事を思い出させてもらえる良い漫画。さらに読み終わりは審査員として参加もできる漫画だ。是非、読んでみて欲しい。
ちなみに単行本と電子版の価格はかなり違う。安くお得に読みたいなら絶対に電子版を推奨する!
やれたかも委員会
もしもあの時、勇気を出していたら…
そんな誰もが心に秘めている忘れられない夜を犠星塾塾長 能島明、ミュージシャン パラディソ、そして財団法人ミックステープ代表 月満子が判定します。「やれたかもしれない夜は人生の宝です。」ネットで話題のあの作品が待望の電子書籍化。
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