同業者コンビの過去が明らかに!漫画「外道の歌」4巻の内容やネタバレ感想

外道の歌(4)

待望の漫画「外道の歌」4巻は第26話〜33話までが収録。カモ・トラ達の復讐屋ライバルとなっている朝食会に属する榎、鶴巻。今回はこの2人の過去を掘り下げた内容と加害者視点の事件が一つ収録された内容になっている。

4巻ではカモ、トラの2人の出番は最小限。

でも、意外な榎と鶴巻の出会いが描かれており、現在に至るまでの過程は外道の歌ファンであれば興味深いモノになっているはずだ。

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漫画「外道の歌」4巻のネタバレ

カモ、トラ率いる「カモメ古書店」の復讐組。そのライバルとして外道の歌に登場する朝食会といった組織の榎加世子(えのきかよこ)、鶴巻裕(つるまきゆう)のコンビ。外道の歌ファンであればお馴染みの2人であろう。

実はこの榎と鶴巻は幼少期に出会っており、出会うべくして出会い、復讐屋のパートナーとなっていく。

榎と鶴巻の最初の出会い

鶴巻の家庭は父親に問題があり、父親は離れに1人で住んでいる。鶴巻も母親も父親の暴力が怖くて言うことを聞くしかない。そんな時、鶴巻が大事にしていたゲームボーイが無くなっていた。鶴巻は父親のいる離れに探しに行く。扉を開けると幼い子供が裸で横たわっていた。

実はこれが後の榎 加世子。

鶴巻は幼女を見るも脳裏に父親からの暴力が頭をよぎり、助けることができずに退散する。それから数日。鶴巻の家には警察が捜査に来ており、父親は逮捕。幼女は無事に保護される。

8年後…榎と鶴巻が再開

事件後、鶴巻は父親のせいで壮絶な学生生活を送っていた。そして19歳になった鶴巻。人生に嫌気が差した鶴巻は包丁を片手に街中をぶらつく。すると鶴巻を呼ぶ声が…。

振り返ると高校生になった榎が立っていた。

人生をやり直すため…と思い、榎の指示に従う鶴巻。ビルの一室を寝床にして基礎体力と語学力を身につけるように言われる。専属のトレーナーも付き、1年後にアメリカ留学まですることに。

榎の目的は犯罪者程度に負けない用心棒を育てるため。それに抜擢されたのが鶴巻であった。日本でのトレーニングを終えてアメリカへ留学。そして2年後、鶴巻が日本へ帰ってくる。体格も顔つきも変わった鶴巻。2人は初仕事へ。

榎、鶴巻…復讐屋としての初仕事

榎、鶴巻の初仕事。それは鶴巻の父親へ制裁を下すことであった。自らの父親を拘束して拷問部屋に拉致する鶴巻。榎が復讐を果たす。

そのまま手足を拘束された状態で山中へ捨てられる鶴巻の父親。

鶴巻本人も心の中で父親に別れの挨拶をして榎の元へ戻る。そこから復讐屋「朝食会」の榎・鶴巻コンビとして現在に至っているようだ。

ながらスマホによる運転事故

もうひとつのエピソードはトラックの運転中にスマホを弄っており人身事故を起こした男の物語。加害者視点で心情、葛藤などを描く。男は最初、事故のため、自分は悪くないと罪の意識がまったくない。しかし、留置所にて母親のことを考えてから罪の意識を感じるように。

男は禁錮3年の実刑。

3年後に刑務所から出てきた男は轢いてしまった子供の母親に謝ろうと必死で街中を探す。しかし、宛てもないため見つからない。そんな男の前にカモ・トラが現れる。男は拉致される。

男は誠心誠意を持って謝るつもりであったが聞く耳を持たれずカモ達によって帰らぬ人へ。

漫画「外道の歌」4巻の感想

外道の歌(4)

榎、鶴巻達の過去は今まで描かれることもなかったので非常に面白かった。またもう一つのエピソードも今までと違い完全に加害者視点で繰り広げられていく。そこに被害者視点はまったく入り込まない。

今までの外道の歌とは違った見せ方をしており、斬新な感じ。

4巻ではグロ描写などは最小限に抑えられており、グロ要素を期待していた方はがっかりするかもしれないが、朝食会の榎・鶴巻コンビのファンは堪らない内容になっている。また加害者視点から繰り広げられるドラマも他の漫画になく見応えのある内容。

興味を持たれた方は是非!
ちなみに外道の歌は前作「善悪の屑」とストーリーが被っているので最初から楽しみたい場合、「善悪の屑」から読むことをお勧めします。

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ネタバレまとめ

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