久々のご紹介となる『ゴブリンスレイヤー』、ナンバリングタイトルの8巻である。
ちなみに、外伝の類はもう増えすぎてきりがないのでここには書かないが、この正伝だけで既に10巻まで出ている。
ゴブリンスレイヤー【8巻】あらすじ
6巻からここまで続いてきた「収穫祭編」がこの巻でちょうど完結となる。
ゴブスレが暗殺者に襲われたりはしたもののおおむね平和に続いてきた収穫祭編であるが、最後はやはりバトル描写につぐバトル描写で結びである。
敵は、ゴブリンを部下に引き連れた(ゴブリンが関わる要素はここだけ)、闇人(ダークエルフ)という種族の悪党で、百手巨人(ヘカトンケイル)という伝説の怪物を蘇らせようとしているのだが……。
ゴブリンスレイヤー【8巻】ネタバレ
まず、前巻で出てきてゴブスレに一蹴されたやつの正体を探るところから始まる。
レーアという種族の元冒険者で、本ネタバレ記事では紹介しなかったが前に出てきたことがあり、ゴブスレのせいで追放になった小悪党であった。
ただ、個人的な怨恨によって個人的な犯行に及んだにしてはどうもおかしいところがあり、まだ背後関係があるらしい。
どうもダークエルフが絡んでいるのではないか、と受付嬢は推測している。結論から言えばその通りであるが、どのみちこいつは小物だ。
さて、敵が動いているらしいことを察知したゴブスレ、いつもの仲間たちに声をかけて、迎撃に動く。どうも敵はかなり高度な何者か(この時点では、ゴブスレ視点からは何者であるかは分からない。結論から言ってしまえばダークエルフなのだが)であるらしいが、ゴブスレは「素人だ」と断言する。
ゴブリンの使い方を適切に理解していない、というのである。
さて、ゴブリンたちはゴブスレが事前に仕掛けていた罠に次々にかかり、またゴブスレたちの攻撃を受け、駆逐されていく。
ダークエルフ氏にとっては計算外の事態であるが、そもそもゴブリンたちには血を流させてヘカトンケイル復活の生贄にするというのが本来の目的だということにしているらしく、いちおう、冷や汗をかきながら結果オーライみたいなことをぶつぶつとつぶやいている。
実に小物感あふれる悪党である。
さて、満を持してゴブスレ一行の前に姿を現したダークエルフ氏、いきなり最強の魔法をぶっぱなし、そしてそれを速やかに察知していた僧侶のお嬢ちゃんの防御魔法で阻止される。
そしてゴブリンたちは仲間に任せて、ゴブスレはダークエルフと対峙する。
言うことは相変わらず「ゴブリンではないようだな」である。
いちおうダークエルフ氏は自己紹介を始めるのだが、ゴブスレはガン無視である。
「興味はない」「ゴブリンロードの方がよほど手間だったな」と言われ、あわれブチ切れたダークエルフ氏、突っ込んでくるのだが、「たいしたことはない」みたいな評価をされている。
だが一応1シリーズのボスキャラではあるので、奥の手は持っている。
ヘカトンケイルの身体の一部、具体的には腕なのだが、それを自分の身体に宿して戦うことができるのである。その身体には矢避けの加護なるものがかかっているらしく、仲間の撃つ矢が防がれてしまう。
とはいえ、肉弾攻撃をすべて防げるわけでもなんでもないので、ゴブスレに肉薄されて一撃喰らう。
そして、ゴブスレはその武器に毒を塗っていた。それも、ダークエルフに協力していた例のレーアが使っていた毒である。
さらに、矢避けの加護のかかった腕を投擲剣(剣なので矢ではない。当たり前だが)で切り落とされ、矢避けの加護は失われて、結局ダークエルフ氏は最後は矢で撃ち殺されるのであった。
なお、その後ヘカトンケイルは前に出てきた例の「勇者」によって討伐されたらしい。めでたしめでたし。
ゴブリンスレイヤー【8巻】感想
というわけで次巻からまた新章に突入となるらしい。いずれまた紹介する機会もあろうと思うので、その時はご笑覧いただけると幸いである。
ゴブリンスレイヤー
冒険者になったばかりの女神官は、初めての冒険で、弱小モンスター・ゴブリンの思わぬ脅威にさらされる。そこに現れたのは、「ゴブリンスレイヤー」と呼ばれる、粗末な鎧を身にまとった男だった。男は、無慈悲なまでに淡々とゴブリンを狩り始めていく…。ゴブリン退治に取り憑かれた男と、彼を取り巻く少女たちの活躍を描くWEB発大人気ダークファンタジーを、衝撃的なハイクオリティでコミカライズ!! 原作者・蝸牛くもによる書き下ろしSSも収録!!
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