「先生の白い嘘」「ユーガッタラブソング」など描く鳥飼茜先生の作品が「地獄のガールフレンド」全3巻で完結する漫画であり、今回その第1巻を読んでみたのでレビューしていきます。
友達のいない3人の女性がルームシェアにて交わり、各々の人生観に触れて成長していく物語。
登場してくるメイン女性達がサバサバしており読んでいて気持ちの良い女性向け漫画です。アラサー、アラフォー女子の間に土足で踏み入ってくる鹿谷君がいい味を出しています。
何と言うか、気持ち良き女性の同居生活を描いてくれており、読み応えもある漫画です。
漫画「地獄のガールフレンド」1巻のネタバレ
1巻ではルームシェアすることになる3人の女性のルームシェアまでの過程や同居生活が描かれる。ちなみに1巻は1話〜11話までが収録。
バツイチママ:加南
加南には保育園に通う息子が1人。旦那がいちいち正論で言い返す気力を持てない加南は自分から離婚を切り出して別れる。
息子に友達が出来たことから引っ越しても保育園は退所させたくない。そんな時に役所のルームシェアの応募貼り紙を見たことによって住んでいる地域を引っ越しせず、息子も同じ保育園に通わせることができることからルームシェアに参加することに。
ちなみに加南は息子以外から「お母さん」と呼ばれることが凄く嫌な女性。
不倫愛経験者のまじめOL:悠里
8年住んでいたアパートが取り壊されることに。
そんな理由で役所に行き、同居人募集の貼り紙を見てルームシェアに参加します。
彼女は8年前に現在のアパートで不倫愛を経験。思い出、名残で低家賃のボロアパートにずっと住んでいた。
誰にも迷惑をかけず8年間、粛々と生きてきた悠里の役所での文句は必見(笑)
女性に興味のない超モテ女:奈央
36歳に見えない容姿と性格で男を手玉に取る奈央。しかし、本命の好きな男性に振られて傷心気味。仕事の相棒でもある鹿谷君から女性と暮らしてみることを提案されます。
奈央はルームシェア同居人募集の本人でもあります。
役所に出向くと貼り紙の前に加南と悠里。ここから女性3人、子供1人、たまにちょっかいを出しに来る処女にしか興味のない男性:鹿谷君との生活が始まっていきます。
各々の人生観に触れ合いながら上手くやっていく3人
ルームシェアが始まってからはゴミ屋敷な奈央の家を片付けたり、役割分担して日々の生活がスタートしていきます。女性らしさ満点の恋バナ、世間話が繰り広げられながら、各人物のエピソードに着目されていく内容となってきます。
こんな生活もいいなぁ〜なんて思えたり、各人物の心理描写に納得、共感できたりなど。途中から女子会やっているような感覚にさせられる止まらないお喋りなんかもあって楽しめる漫画です。
特にいつも彼氏のいたオバサンから「ただのオバサン」になってしまう奈央のエピソードは必見かなぁ〜なんて思っています。
男性にはまったくお勧めできない大人の女性向け漫画。読んでいてスッキリしてくるし、物事を考える助けになったりする漫画でもあります。女性の方は是非、チェックしてみてください☆彡
地獄のガールフレンド
一軒家でルームシェアを始めた3人の共通点は「友だちがいない」 女たちの食卓では非モテの根源、オバサン問題、受け身の性欲、“女の人生”比べ、……とおしゃべりが止まらない!! 世間におののく女たちに捧ぐ、デトックス同居物語!
※漫画紹介のため、引用と言える範囲で書籍画像を本文内に掲載していますが著作権者からの申し立てを頂き次第、すぐに画像等の削除に対応させて頂きます。
デトックス系同居生活マンガ「地獄のガールフレンド」は以下から試し読み可能。女性は共感できる部分が多い作品です☆彡
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