無作為選出対象者無視法といった法案の対象者に選ばれるヒロインは国民全員から無視される状態になるといった問題作「くにはちぶ」の待望となる第3巻の電子版が配信スタート!
卒業生を見送るため、無視された状態…誰からもアドバイスを受けられない状態で吹奏楽部の練習に参加するヒロイン、道端たんぽぽ。
無事に卒業生を見送る音色を響かせる事ができるのか…。そして3巻では法律の監督官である踏(ふみ)の意外な事実が判明。さらにたんぽぽを狙う悪意が忍び寄っていきます。
3巻は友情といった面でかなり感動できる内容。目からの洪水のように涙腺を緩くしてくれる感動秘話が語られていきます。
目次
漫画「くにはちぶ」3巻ネタバレ
先輩の言葉に奮い立つ吹奏楽部&ヒロイン
3巻ではたんぽぽが在籍する吹奏楽部の都先輩がとにかく格好いい!男も女も惚れるような素晴らしい魅力で読者の感動を誘っていきます。
卒業生を見送るため、吹奏楽部の練習に参加するたんぽぽであったが中にはたんぽぽを鬱陶しく思う者もいた。
しかし、都先輩だけはたんぽぽの味方。
吹奏楽部の面々が感じている、たんぽぽへのネガティブな発言も押しのけて無茶振りしていく。
「中学の卒業式で部員ひとり、のけ者にして演奏するのとクソみたいな法律無視して全員で演奏しきるのと…」
「10年後、どっちが胸張れる?」
痺れるような発言に部員達も少し前向きに。
その後も都先輩は法律違反ギリギリでたんぽぽに近づき、逮捕ラインすれすれでたんぽぽにアドバイスをしていきます。さらに都先輩に憧れる、しらきくも練習に参加して卒業式当日を迎えていきます。
その間、たんぽぽを無視することに慣れてきたのか…コツを掴んだのか…たんぽぽの家族も間接的ですが、彼女が喜ぶような行動を取っていきます。
そして保護者の批判はありながらも無事に卒業式に吹奏楽部員として音色を響かせて見送る事ができた、たんぽぽ。
先輩の粋な行動に涙腺崩壊…!?
卒業式終了後、お世話になった都先輩に遠くから感謝の言葉を述べるたんぽぽ。
自分の親に褒めてもらい照れる都先輩でしたが、たんぽぽの事が気になるのか意味深な発言…。
「誰かが…褒めてあげないと…」
この一言で娘がこれから取る行動を察知した都の父親。母親に関しては焦りまくっていますが、父親は都の良き理解者であり、ボソッと呟きます…。
「バカな子だ…誇りに思うよ」
次の瞬間、都先輩はたんぽぽに抱きつき、頭をナデナデしながら「よくやった!偉いぞ!」とたんぽぽを労います。このシーンは本当に感動しますよ☆彡
当然、法律違反をした都先輩は逮捕…。
無視法対象者になってから謝るばかりのたんぽぽでしたが、しらきくの圧力もあって謝罪ではなく感謝の言葉を述べて連行される都先輩を見送っていきます。
監督官の意外な過去が明かされていく…
たんぽぽの力に少しでもなりたいと友人である、あざみは無視法の法律について落とし穴がないか…法案自体に詳しくなろうと調査しますが、無視法について書かれた書籍がまったくない事実に気が付きます。
そして、インターネットで情報を漁っていると過去、無視法によって起こった重大な大事件に辿り着きます。
「抱事件」と称される事件の内容は無視法対象者であった18歳の抱(かかえ)といった少年が首相殺害未遂を起こしていた。その後、抱は同級生である踏に射殺されていたのだ。
意外な事実を知った、あざみは監督官である踏に過去の抱事件で本当に人を殺したのか…問いただしてく。
一瞬だが悍ましい顔に変わる踏。
その後、冷静になり事件の事、監督官として使命を語っていきます。
恨みの矛先は無視法対象者へ…
場面は変わり、都先輩の母親。
娘が逮捕された事で精神的に不安定となっており、たんぽぽに異常な恨み、憎悪を持っていた。
抑えられない憎悪はやがて行動に出て、都の母親はたんぽぽの自宅へ。
たんぽぽの父親と母親が謝罪する中、都先輩の気持ちを汲み取っている、たんぽぽは母親に謝罪せず感謝の言葉を述べていく。
恐らく都の母親はたんぽぽの言葉の意図がわからず、より憎悪が増したことだろう…。
ここで3巻は幕引き…。
漫画「くにはちぶ」3巻の感想
最初に比べて確実に強く成長している道端たんぽぽ。
何が何でも無視法が適用されている1年を力強く生きてやろうといった覚悟が伝わってきました。
そして3巻のベストプレイヤーとも言うべき都先輩。とにかく彼女が3巻では輝いており、格好良過ぎる!無視法を違反してたんぽぽに抱きつく場面はくにはちぶファンなら涙腺崩壊級の名シーンです。
踏の過去やら都の母親の憎悪など不穏な影もチラつき、始めましたがドンドン面白くなってきました。興味がある人は是非、チェックしてみてください。
現在、1巻〜3巻まで配信されていますが、個人的に3巻が一番面白くて感動できる内容です!
くにはちぶ(3)
全国民から“無視”をされることとなった【くにはちぶ】対象者道端たんぽぽ。それでも彼女は自分を密かに応援してくれる友のため、自分を導いてくれた先輩のため、卒業式に吹奏楽部として参加することを決意した。だが彼女を“無視”しなければならない部員とどうしても音が合わない…!果たして無事に先輩を送ることはできるのか!? 2018年最大の問題作第3弾!!
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