表紙のあげはさん、3巻目にして気付いたことには巻が進むごとに少しずつ服が脱げて行っているような気がするのだが、これ次の巻とか次の次の巻とかにはどうなっているのだろう。
目次
漫画「笑うあげは」3巻あらすじ
やはり各話完結型で話が続いていくのだが、レギュラーキャラというか、ほぼ主役というべき登場人物三人、つまりあげはの他、執事の吉花と編集者の東がほとんどのエピソードに顔を出していて、3巻目に至って話全体がだいぶ落ち着いた感がある。
ストーリー自体は、やはり無敵の雀豪であるあげはが完勝を重ねながら人々の悩みを解決したり悪い奴を懲らしめたりしていく感じで進むわけであるが、今巻の特徴としては、吉花にスポットライトがあたる話のウェイトが大きい。詳しくはネタバレ欄にて。
漫画「笑うあげは」3巻ネタバレ
月琴堂主人の一生
真面目一途に暮らしてきた和菓子屋の主人が、会社を潰しかけしかも癌になって絶望し、命掛けの勝負を求めて賭場に現れる。あげははそれを一蹴し、「手術を受けなさい そして生きなさい」と諭す。
いたずら猫たちの罠
東がなんだかモテている。実際読んでみれば1ページもしくは1コマで分かる感じではあるが、賭場荒らしの美女三人組にカモられているのである。東がきっちりカタにハメられた後、あげはが三人組を懲らしめるのだが、それでもなんとなく東に対して不機嫌そうな態度を見せるあげはがかわいい。
蝶と花(その1)
この巻のハイライトたる、吉花にスポットライトがあたる話の第一話。吉花のキャラクター像と、あげはとの関係性についてが語られる。あげは曰く、吉花はあまりにもまっすぐで善良すぎて、自分までつられて一緒に善人になってしまいそうで困る、とのことである。
別世界の人
超高レートの賭場に東があげはに連れていってもらう話。あげははきっちり逆転勝ちを収める。
蝶と花(その2)
どこぞの金持ちに喧嘩を売られたあげは、特殊ルールでの勝負に臨むことになる。ルールは細かくて複雑なのだが、端的に説明すると「吉花を勝たせなければならず、あげはがトップを取ってしまったら負け」というものである。
蝶と花(その3)
吉花がどういう打ち方をするかは手に取るように分かるから、という理由で、やはり最終的にはあげはが完勝を収める。
世間知らず
東の友人たちとあげはが卓を囲む話。ちなみに、東は話がここに至ってもあげはと打ったことが一度もない。
漫画「笑うあげは」3巻の感想
なんだろうか。
脈絡がないようなことを言うが、この3巻を読んだあと、無性に麻雀が打ちたくなった。
筆者はネット麻雀派である。天鳳(そういう無料ネット雀荘があるのです)にIDを持っている。で、打ってきた。東風三戦して4着1着1着であった。
だから何だと言うわけではないが、なんとなく、普段では味わえないような満足感があった。
麻雀漫画の世界では有名なキャラクターに、カイという男がいる。正しくは「人へんに鬼」で一文字でカイと読ませるのだが変換できないのでカイと書こう。ちなみに和了(あが)るときに「御無礼」と言うのが決め台詞だ。
あげはさんはアカギや鷲巣よりはカイに近いタイプの雀士である。謎めいていて、無敵の強さを持っていて、なんとなく浮世離れした雰囲気を持っていて、そのくせ、妙な人懐っこさがあるところとか。それと何より、カイもそうなのだが、「麻雀を愛している」というところがである。
なんというか、あげはさんが楽しそうに麻雀を打っているところを見ていると、あてられてしまうのである。こちらも楽しく麻雀を打ちたくなってくる。これが人徳というものであろうか。
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