サ道。茶道ではない。サウナ道である。この漫画は、サウナ愛好家によるサウナの啓蒙書だ。
目次
「マンガ サ道」あらすじ
この作品にはストーリーらしきものがあるわけではない。
各話完結方式で作者のエッセイ漫画になっており、サウナと自分との出会いとか、サウナにはまるようになったきっかけであるとか、過去に見かけた面白いサウナ客のエピソードなどがつづられていく。サウナ大使なるものに選ばれた、なんて話もあったりする。
だが詳しいことは先で紹介しよう。
「マンガ サ道」ネタバレ
サウナトランス
第0話。最初のほうで「ロウリュ」というものが紹介される。フィンランド(漫画の中でも説明されるのだがサウナの本場)で生まれたもので、熱した石(サウナストーン)に水をかけて水蒸気を発生させサウナの温度を上げる技法。アロマオイルなどがくわえられる場合もある。
サウナブーム到来
作者がサウナにはまるようになったそもそものきっかけが描かれる。サウナというのは水風呂があって初めて成立する。サウナのあとに水風呂に入るときの良さが分かって初めてサウナというものの意味が分かるようになった、ということらしい。
サウナ室テレビ問題
サウナにテレビを入れることの是非についての論考。作者は否定派。本場フィンランド的には「ありえねー」レベルにあり得ないらしい。
導師蒸しZ
作者が以前によくサウナで遭遇し、サウナ道の心の師匠と(勝手に一方的に心の中だけで)考えていた相手の話。ただのサウナ好きの普通の老人であるのだが。
良いサウナ悪いサウナ
タイトル通り、それはどういうものかについて考える。良いサウナは好みがあるから難しい。
正しいサウナの入り方
水風呂こそがサウナの命!ということが繰り返し語られる。
サウナ大使任命
この作品の前にもよく似た「サ道」という本をこの作者は出していて、それをきっかけにサウナ大使なる名誉な名を与えられた。それについての話。本場フィンランドまで実際にサウナに入りに行ったらしい。
やむをえず立ちロウリュ
「セルフでロウリュができるサウナ」について。危険性などもあるので、できるところは少ない。
素晴らしき温冷効果
サウナに一緒に行くと女を落とせるとかいうよた話を作者が他のサウナ常連から聞かされる話。
刺青お断り
サウナの刺青禁止問題に関するあれこれの小話。
ものすごいととのってるオッサン
この作者はよく、サウナでトランスする状態のことを「ととのった」「ととのっている」と表現するのだが、ある中年男性がサウナで満足するさまを空想漫画的に描く。
ミズキの場合
ミズキという(たぶん)架空の女性がサウナで楽しんでいるさまが描かれる。普通に掌編漫画っぽい。
若者よ!
サウナの正しい楽しみ方のすすめと、「水風呂のないサウナだけはマジで勘弁してくれ」というおはなし。
サウナを信じるな
サウナって結局何がいいんだっけ?みたいな迷いが生じるがやっぱりいいよね、という感じに落ちるどうでもいいコメディ的掌編エッセイ。ちなみにこのエピソードだけ番外編扱いになっている。
「マンガ サ道」感想
とりあえず、「サウナに行きたくなる」。サウナっていいよね!サウナ自分も行きたいな!ってなるわけではない。
書いてあることが本当なのか何なのかとりあえず確かめてみたいから行ってみたいなという感じになるのである。それくらいの説得力は持っている漫画ではある。
電車で数駅のところにスーパー銭湯ならあるんだよな。行ってこようかな。マジで。
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