おばさんデブス地獄(ネタバレ)デブスの醜悪・醜態が晒される!?

おばさんデブス地獄

漫画「おばさんデブス地獄~私、生きてちゃダメですか?~」は6人の漫画家さんが1エピソードを担当して描かれる短編オムニバス集。

収録されている作品はどれも「デブス」が絡む内容になっています。読者投稿をベースに描かれるエピソードなので、あるあるネタや共感の沢山詰まった内容が魅力の漫画。

世間に蔓延るデブスの生態を是非、ご覧になって見て下さい。この漫画は電子書籍限定。取扱のあるストアでお求め頂けます。価格は550円(税込)になっており全6作品が収録されています。

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「おばさんデブス地獄」あらすじ・ネタバレ

おばさんデブス地獄

収録されている全6作品のあらすじ・ネタバレをざっくりとご紹介。さらに中身が気になった人は取扱いのある電子書籍ストアでお求め下さい。ちなみにこの漫画は紙版はありません。電子書籍限定のコミックです。

ちゃっかりデブス

ちゃっかりデブス

伊東爾子先生が描くエピソード。
主人公は松谷美香・32歳のOLである。彼女は会社の羽田美波に悩まされていた。別名コバンザメ羽田と異名を持つ美波。彼女は常に自分のメリットになる相手にはゴマをすり、そうでない相手には徹底した姑息な手を使って相手を貶めていく女であった。

そんなある日、中途採用で美男美女の中川と横山の新入社員がやってくる。

目を輝かせる美波。しかし、才女である横山はサバサバした性格で男女のどちらも寄せ付けず。おまけにかなりきつい性格の持ち主。一方、美波のターゲットにされていく美男子である中川。彼女の猛アタックで疲れ切っていく。

そして美波の策略が開始。周りに中川との結婚を仄めかしていく。彼女の本性を知っている美香。同僚達に彼女の手口を説明。そんな中、部長を丸め込んだ美波。歓迎会が開催されることに。そして幹事に選ばれてしまう美香。

歓迎会がスタート。
中川に猛アタックする美波。それが雑音でしかなかった横山は彼女に一喝。今まで誰も美波に言えなかった一言を平気で吐いていく事へ。女と女の戦いが繰り広げられていく。

その後、美香は中川に気に入られて親交を深めていき、交際から結婚へ。寿退社する事へ。一方の美香と横山は相変わらずの状況である事が明かされて幕を閉じていく。

彼女のアドバイス

彼女のアドバイス

小野拓実先生が描くエピソード。
主人公は結婚適齢期を過ぎた女性・真里。年齢も年齢なので結婚に焦っていた。そんな彼女を本気で心配するのがパート先の同僚である柴田であった。

しかし、プライドが高い真里。
柴田のアドバイスは当てにならないと我道を突き進んでいく。たまに柴田の事でイライラすると真里は親友である弥生に愚痴をひたすらに聞いてもらう。

真里は柴田からお見合い相手を紹介してもらうが年上で禿げているのでNGだと断っていく。さらに真里に不幸が訪れる。実家の父親が株で大損。今まで両親に家賃を払ってもらっていたが仕送りが出来ないと伝えられる。

窮地に追い込まれた真里。
柴田に頼んで以前、お見合い相手を紹介して欲しいと伝えるが…。相手も真里を断っている事が判明。柴田は親身になって真里にアドバイスを送るが彼女は無視。愚痴は親友の弥生に吐き出していく。

そんな中、柴田がパートを辞める事が発覚。彼女は新築マンションを購入しており、引っ越す事が決まっていた。裏切られた気持ちでいっぱいになる真里。彼女は弥生の旦那を借りて婚活パーティーでカップルになったと柴田を見返すつもりで見せていく。

心から喜んでくれる柴田。真里は柴田の事を勘違いしていた。ここで初めて彼女が自分の事を本当に心配してくれていると判明。逆に親友だと思っていた弥生。彼女はママ友に真里の陰口を叩いていた。

自分の人を見る目のなさにショックを受ける真里であった。

ブスですいません

ブスですいません

はやしだちひろ先生の描くエピソード。
主人公である里美。彼女の側にはPTA会長を務める亜矢子の存在がありました。何かと周囲にマウントを取りたがる亜矢子。美人ですが性格に難ありな女性。

そんな彼女と子供の教育でぶつかっていく里美。
しかし、次第に娘は里美に反抗するようになっていきます。里美の娘である春香は亜矢子の娘である乃愛と仲良くなり、ダイエットやおしゃれに気を使い始めていきますが…。

乃愛にとって春香は引き立て役。
その事がわかりショックを受ける春香。母に相談して自分を取り戻す事へ。それ以降、乃愛がクラスで孤立するようになっていき、やがて学校を休むように。

心配になった里美は亜矢子宅を訪問すると疲れ切った亜矢子に肌がボロボロの乃愛。綺麗になる事だけを子供に課していた亜矢子。里美の前で乃愛が倒れてしまう事へ。

この事件がきっかけで少し改心する亜矢子。乃愛と春香も仲良くなり、亜矢子と里美の関係も少し良い方向へと向かっていきます。

面白い私

面白い私

桐野さおり先生が描くエピソード。
主人公は36歳の美和。食品工場でパートをして3年。会社に新しいパートである優子が訪れる。最初は優子のことを気さくで明るい人だと感じる美和であったが…。

親睦会にて親交を深めていくパート同僚達。当然、優子も誘う。そして飲み会にてユニークな性格が面白いと話題になって、すっかり気を良くしていく優子。

これを機に優子は同僚達の間で人気を獲得したと思ったのか…仕事のライン作業中に止まらないおしゃべりを開始していくようになる。彼女の隣で働く美和。ぺちゃくちゃと喋る彼女が気に触って仕事に集中できなくなっていく。

その事について優子に直接伝える美和であったが…。二人は敵対する関係へ。その後も優子のお喋りは止まらず、居たたまれなくなった美和は工場長に直談判して配置替えをしてもらおうと頼みに行く。

すると工場長と優子の不倫現場を遭遇。二人はそういう関係であった。これを千載一遇のチャンスと捉えた美和。二人の関係を周囲にバラさない代わりに優子をおとなしくさせる事に成功。

最後の作り笑い

最後の作り笑い

川島れいこ先生のエピソード。
主人公は佳奈。43歳の専業主婦。ある日、インターホンが鳴り、対応すると以前に子供達の小学校が同じで顔見知りであった信子が挨拶に訪れていた。

彼女は昔からトラブルメーカー。嫌な予感がする佳奈。その不安は的中。

信子は朝から晩まで近所の人に文句を言う生活がスタート。閑静だった住宅地が一変。信子の怒り声が響くようになっていきます。次第に信子の嫌がらせは佳奈にも被害が及ぶように…。

そんなある日、夫と信子の夫の間でちょっとしたトラブルが起こる事へ。それを皮切りに信子の嫌がらせは佳奈や夫をターゲットにして増えていきます。怒りが煮えたぎるも信子と関わらないようにする生活を続けていると嫌がらせはなくなり、2年が経過。

信子の息子が庭掃除をしていたので声をかけてみると父親が亡くなった事を知ります。さらに1年後、久しく信子の姿を近所のスーパーで見かけることになる佳奈。

身なりがみすぼらしくなっており、今までと様子も違う状態。そして自宅に入ろうとしている信子を発見。隠れてみていると目が合う事態へ。しかし、彼女は嫌味を言う訳でもなく、にっこりと笑って挨拶をしてきます。

後日、近所の人達から事情を聞く事になる佳奈。
信子は旦那に暴力を受けており、その旦那が亡くなった事で緊張感が亡くなって心を病んでしまった模様。家を売り払って施設に入ると聞いていきます。

佳奈は最後に見せた信子の笑顔は作り笑いではなく、本当の笑顔だったのかもしれないと思う事へ。

ドケチの女道

ドケチの女道

神埼順子先生が描くエピソード。
主人公は紀子。彼女がパートで働くスーパーに峰さくらといった豪快な女性が新入社員として現れる。

豪快で気さくかと思いきや、さくらは超がつくドケチ女であった。まさに守銭奴。何かと人の手助けをすればお礼を求める女性であった。とにかくお金を貯める事を目標にしていて、試食品などでお腹を満たしていく。

そんな中、さくらが遅刻したり、仕事中に居眠りする機会が増えていく。彼女はスーパーと仕事以外に深夜の皿洗いの仕事もしていて相当に疲れが溜まっていた。

ミスばかりするさくらに店長もベテランのパート社員もお怒り。さくらを辞めさないと自分が辞めると直談判するベテラン。するとさくらは土下座して謝罪。仕事を辞める訳にはいかないと伝えていく。

そして、さくらのもとに一人の子供が訪れる。
以前に紀子がスーパーで見た子供であった。彼はさくらの息子だったのだ。後から裏事情を聞く事になる紀子達。

さくらは息子の大輔と一緒に住むためにお金を貯めていたのだ。さくらの事情を知って彼女のサポートする事を決意するパート一同。

仲間に恵まれたさくら。
最後に御礼と称して同僚を献血に連れていく。理由は献血すればハンバーガーチケットがもらえるのだ。お腹も満たされて人の役にも立つ。究極の節約だと語るさくらであった。

「おばさんデブス地獄」感想

おばさんデブス地獄

どのエピソードもリアルなのが本当に面白い内容。そんなバカな…なんて思うデブスもいますが、世間は狭くて広いです。この漫画に描かれるようなデブスはいます。

そして、あなたの周りにもいるかもしれませんよ!
刺激的で面白おかしく笑える実話ベースのヒューマンドラマ漫画を求めている人にお勧めしたい作品です!

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