植物病理学は明日の君を願う【3巻ネタバレ】真紅の研究事件・クリスマスの宝石事件・尸鬼の苗事件が収録!

植物病理学は明日の君を願う(3)

植物病理学は明日の君を願う(3)
著者 竹良実
出版社 小学館
ジャンル 青年漫画

植物の道筋をたどる推理漫画、『植物病理学は明日の君を願う』第三巻。

植物病理学は明日の君を願う【3巻】あらすじ

3巻には5話分、三つのエピソードが収録されている。11話から15話まで。11・12話は前巻の続き、13・14話は短いが独立した一つの事件、そして15話は新しいエピソードの第一話目という形になっている。

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植物病理学は明日の君を願う【3巻】ネタバレ

植物病理学は明日の君を願う(3)

真紅の研究事件

えーと、怪しげな自然農法グループであるが、全体としてはそんなにおかしなことをやっている団体ではなかったんだけど、内部に一人、このグループのリーダーとは無関係に赤かび病の研究をしているやつがいた。

正体を暴かれたその犯人、銃を抜いて人質を取り、車で逃走をはかる。人質になったのは千両である(自分からわざと人質になりに行った。責任を取るために)。なんだけど叶木は農業用ドローンで車を追跡、車ほどの速度は出ないが空を飛べるという優位性で犯人をどうにか確保した。犯人はどうやら仲間がいて、イライジャとも繋がっているらしいのだが、それ以上のことは話さなかった。警察に捕まったあとも黙秘を続けているそうである。今巻ではこれについてそれ以上の続報はなし。

クリスマスの宝石事件

茨城のいちご農家で「きのこ」を原因とする病害が出た。農家の手伝いをしている女の子が叶木のところにやってきて、「犯人は私だ」という。またバイオテロかと思ったがそういうことではない、自分が仕事中に別の場所から病原菌を持ち込んでしまったのではないかと思う、ということである。

女の子はいい子なのだが、障がいがあるらしく頭がちょっと足りない。よく調べたら原因は彼女ではなかった。養蜂農家が持ち込んだハチの巣箱(当然ながらいくつかの農園をてんてんと移されている)、それに病原菌がくっついていたということが突き止められたのである。というわけで、めでたしめでたし。時期はクリスマスなので、収穫期であり、いちごをたくさん食べさせてもらって帰った。

尸鬼の苗事件

春、新学期である(時間的展開が早いな)。テーマパークの事件のときに出てきた九重という少年が、叶木の大学に入学してきて、ゼミに入ることになった。入ってみたらさっそくだが今やっている事件を追っていた。なんか、インターネットのフリーマーケットで病害のついたサツマイモの株を売っている尸鬼と名乗る謎の人物がいるらしいのである。

尸鬼というやつが何を目的でやっているのかはわからないが、販売価格は原価ギリギリで、利益を目的にしているわけではないらしい。ということはバイオテロか。しかし現段階では証拠が乏しく、警察は動けない。尸鬼というやつのアカウントは現在消えているのだが、多分次のシーズンになったらまた株を売り始めるに違いないと踏んだ一同、調査を進めていくのだが……。なんか、九重君、尸鬼の正体に心当たりがあると言い出した。というところで次巻。

植物病理学は明日の君を願う【3巻】感想

植物病理学は明日の君を願う(3)

尸鬼の苗事件だが、どうやらレギュラーキャラクターがひとり増えたという形のようである。作品に厚みが出て結構なことだ。

ところで、イライジャの人質になっている千両の妹であるが、殺されるところが動画になって送られてきた。わお、スナッフフィルム。でもよく調べたら映画の予告をもとにして偽造されたフェイクムービーだったらしい。

問題は実在の人間が出てくる精巧なフェイクムービーがなぜ作れるのかということで、やっぱり千両の妹はイライジャのところにいるのだと思われるが、それ以上の進展はない。ふりだしに戻ってこの問題は一から出直し、という感じだ。

さて、3巻を終えて展開が巻いてる様子もないし、まあネット上で大評判になってたりするという話は聞かないもののおそらく連載は順調なのであろうと思われる。今後にも期待していきたい。

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