注目していた漫画「隣町のカタストロフ」2巻が発売されたので早速、読んでレビューしていきます。2巻も1巻と同じく複数の人物にスポットを当てたエピソードが展開されていく。中盤あたりから1巻のエピソードで登場した人物と顔を合わせ、意外な事実も判明していくこととなる。
地変天異の真相にも着実に近づいていき、2巻はだいぶ盛り上がりを見せている内容。かなり面白くなってきました☆彡
そして、2巻の注目したい新キャラは何と言っても春風ラムネ隊といったアイドルグループのセンターを務める「まほりん」だ。かなりブッ飛んだキャラで今後、波乱を巻き起こしそうな予感をプンプンさせてくれている(笑)
漫画「隣町のカタストロフ」2巻のネタバレ
アイドルの素顔
アイドルの素顔といったエピソードでは今巻の注目キャラである「まほりん」が登場する。まほりんは春風ラムネ隊のセンターを務める人気アイドル。恋愛ご法度のグループながら当たり前のように彼氏がいる。
彼氏とデート中、かつ過激なファンのストーカー行為時に地変天異が発生する。
最初はまほりんファンのストーカー男の言いなりだが、このエピソードの終盤でまほりんの本性が暴かれだしていく。サイコパスアイドル:まほりんが登場するのだ(笑)
この後、物語の本筋となるエピソードにまほりんは登場してくるので要注目のブッ飛びキャラだ。
正義のヒーロー
アウトローな男:タケルのエピソード。
夜の公園にてイチャラブカップルの女が財布を落としたことから物語が始まる。女の免許証を見て記載されている住所へ向かうタケル。女の容姿、マンション名と似ても似つかないボロアパートであった。
金目の物を目当てで不法侵入するタケル。部屋を物色していると女の子供が1人で母の帰りを待っていたのだ。タケルと子供。2人が顔を合わせた時に地変天異が発生する。
タケルは自分の幼少期と記憶がダブり、子供を見捨てられない。と言うか、物盗りから子供を守り、食事まで与える。子供にとってタケルは正義のヒーロー扱いであった。
このエピソードの終盤はまさかの展開。
子供が心配で戻ってきた母親の暴走行為によってタケルは……。是非、漫画の中でチェックしてもらいたい。感動的であり切ないエピソードだ。
愛した人
妻がいなくなってショックな緑時(りょくじ)と娘を心配する父親のエピソード。終盤でわかるがこの2人は似たり寄ったりのとんでもない事をしている。
緑時は妻がいなくなった経緯を義父に話していた。そんな時に地変天異が発生。
天と地が逆転現象を起こしたため、2人の悪行が明るみとなってしまう。実は緑時、妻を殺して庭先に埋めていたのだ。土が剥がれていき埋めた死体が浮かび上がってくる。
そして義父に妻を殺したことがバレてしまうのだ。同時に埋めた場所には別の白骨が出て来る。これは義父が過去に自分の妻を殺し、庭に埋めた証拠であった。
緑時と義父は妻を殺し、庭に埋めるといった同じ悪行をしていたのだ。もちろん、この2人は救済されず、地上となった空へ飲まれていくことになる。
壊れた学校
このエピソードは1巻の続編であり、この漫画の本筋になるのだろうか。地変天異の謎を知っているかもしれない人物を突き止めた高校生:涼晴。一度、学校を離れるが再び戻る決意をする。
涼晴たちが学校に戻る途中、2巻で登場した春風ラムネ隊センターであるまほりんと出会うことになるのだ。しかも涼晴たちと行動を共にしている佐久間夕穂と何やら縁がありそうな回想シーンもあり。
最後は地変天異の謎を知る人物に繋がる携帯を手にする涼晴。そこには衝撃の内容が書かれていた。
そして涼晴の背後から迫る人影が…ここで2巻は幕を閉じる。
漫画「隣町のカタストロフ」2巻の感想や第3巻の発売情報
アイドル:まほりんがどう物語を掻き乱していくのか、今後の見所。3巻の予告では極限状況下に自分の居場所を見つけたアイドル:まほりんが涼晴たちの前に立ちはだかるようだ。
2巻は地変天異が起こる前後の新しい人物エピソードに加えて、物語の本筋エピソードも進展を見せてくれて非常に面白かった。1巻から右肩上がりで面白さが増しているので是非、読んでみて欲しい。
ちなみに第3巻は2018年春頃に発売予定となっている。
隣町のカタストロフ
5月28日、午前10時12分――「地変天異」発生。その瞬間、街は空と大地を逆さにした。摂理を失った世界で、夢も希望も愛も悲しみも、人々の日常は音を立てて崩れ落ちる――。『走馬灯株式会社』『鉄民』の実力派が描く、驚愕のサバイバルミステリ!!
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